子供のワキガ治療は仙台中央クリニックにご相談ください
子供のワキガ
15歳以下の子供でもワキガ症状を示すことがありご相談をいただいています。ワキガとはワキの下や陰部などから特有の匂いを発する体質のことを言います。人間の汗には、エクリン汗とアポクリン汗という2種類の汗があり、アポクリン汗腺から分泌されるアポクリン汗は中性脂肪や脂肪酸といった脂肪、鉄分、尿素、アンモニア等を含み、粘り気のある乳白色を呈し、腋臭特有の刺激臭を発します。赤ちゃんの時にはアポクリン汗腺は活動していませんが、思春期になると活動が始まり、思春期以後にワキガ症状が現れます。
小学生のワキガ
ワキガは中学生になって発生することが多いのですが、小学生でも重度のワキガ症状を呈する方がいらっしゃいます。遺伝的な要因もありますが、食生活の欧米化により重篤化していると考えられています。ご本人が自分の症状を認識し、治療を希望していということであれば治療することができます。日本人は特に臭いに敏感なので、仲間はずれやいじめ、不登校の原因になることがあります。
子供のワキガといじめ
小学校中学学校でワキガ症状を呈する場合、いじめの対象になることがあります。学校でからかわれるので、不登校になることもあり、ご相談いただいています。ワキガ症状は適切な手術を行えば改善しますので、悩む必要はありません。
ワキガの重症度レベル
一般的に軽度は鼻を近づけると気づくレベルで、中度のワキガは密閉空間にいると気づくレベルです。 重度になると1メートル以上離れていても気づくことが多く、かなり強い臭いを発します。軽度のワキガであれば、デオドラント剤を使っていれば多くの場合、問題ありませんが、中等度以上になると手術が検討されます。 特に重度のワキガの場合は、医療機関で確認してみましょう。
子供のワキガの再発
匂いの原因となる物質は皮下のアポクリン腺から分泌されます。アポクリン腺は第二次性成長期の時期に増加しますが、 第二次性成長期以降は増えることはありませんので、適切に治療を行った場合成長に伴い再発することはありません。
子供の腋臭に対する麻酔
手術中は、体動が制限され、泣き叫ぶような場合は手術ができません。痛みがなくても手術中の雰囲気を感じ騒いだ場合には手術が中断されます。仙台中央クリニックでは、完全無痛麻酔を用意し、手術を安全に行っています。
子供の腋臭の治療方法
腋臭は多くの治療法がありますが、一度の治療で確実にワキガを解消させるのであれば、シェービング法による手術が最適です。術後一定期間の固定や傷が塞がるまでの期間がダウンタイムとして必要にはなりますが、アポクリン汗腺を目視でチェックしながら一つ一つ除去していくため、確実ににおいを解消出来ます。腋臭治療を検討されている方は、仙台中央クリニックにご相談ください。
ワキガ治療のデメリットやリスク(稀なものを含む)
- 技術を要し、引き受けてくれる医師が見つからないことがあります。
- 術後、わきの固定が必要になります。
- 術後出血を認め、再手術を要すことがあります。
- 傷が目立つことがあります。
- 色素沈着を認めることがあります。
- 腋窩部に粉瘤を形成することがあります。
子供の腋臭手術症例
症例経過
父親がワキガ体質で、小学校高学年からワキガ症状が出現した症例です。年々症状が強くなってきたので、周りの友人たちに自分がワキガであることを気づかれる前に治療をしたいと、仙台中央クリニックにご相談いただきました。診察したところ、腋臭特有の刺激臭があり治療の適応と考えられました。1回の治療で高い効果があり、再発しない治療を望み、シェービング法によりワキガ手術を行いました。手術後、臭いはなくなり、友人に知られたらどうしようという不安がなくなり、精神的に安定しました。
症例解説
片親がワキガ体質である場合、50%の確率で子供がワキガ体質になります。女性は特には、ワキガ体質であることを嫌がり、精神的に追い詰められることもあります。友人と交わりたくない、学校に行きたくないと考えるようであれば、治療が必要になります。ワキガ治療には、種々の治療法がありますが、仙台中央クリニックでは再発しない方法をお勧めしています。腋窩部分に切開を行い、皮下の分泌腺を削り取る治療法で、術後は固定を要するために煩わしいといわれることがありますが、大きな治療効果があり、再発することもありません。一度で治療効果を得たいという方に適する治療法です。内出血のリスクがあります。術前に十分説明を受けてください。