二重埋没法後のゴロゴロ感違和感は仙台中央クリニックにお任せください
二重埋没法後のゴロゴロ感、異物感
二重埋没法を受けた後に、目がゴロゴロする、何か入っている感じがする、と訴える方は少なくありません。術後の経過とともに自然に改善することも有りますが、2週間以上症状が続く場合には、治療が必要になります。

ゴロゴロ感の原因
糸による刺激
埋没法では医療用の細い糸をまぶたの内部に通すため、結膜側にわずかに触れることで異物感が出ることが有ります。
術後の軽い炎症・腫れ
手術操作により粘膜が刺激され、ゴロゴロ感として自覚されます。
角膜表面の微細な傷
施術中の器具接触や術後の摩擦で角膜に小さな傷ができると、強い異物感や涙が出ることが有ります。
ドライアイの悪化
術後は瞬きの変化や腫れにより、涙の分布が乱れ、乾燥感としてゴロゴロ感が生じることも有ります。

治療の目安
通常は2週間以内に徐々に軽快することが多いです。軽度:数日〜1週間程度で消失します。やや強い場合は2週間前後で消失します。それ以上症状が続く場合は、再治療が必要になることが多く、再受診が必要です。難易度が高い治療になるために、引き受けてもらえないことも有ります。その場合は、再手術を多く行っている医師に意見を求めることが必要です。
注意が必要な症状
ゴロゴロ感が2週間以上続く。痛みが強くなっている。充血が強い。視力低下やかすみが有る。目やにが増えている。糸が出ている感覚が有る。これらは、糸の露出・角膜障害・感染などの可能性が有ります。以上のような症状が有る場合には注意が必要です。
セルフケアによる対処法
- 処方された点眼薬を指示通り使用して下さい。
- 目をこすらないで下さい。
- コンタクトレンズは医師の許可があるまで中止してください。
- 長時間の画面作業を控え、目を休めて下さい。
- 人工涙液での保湿を心がけて下さい。
医学的に考えられるトラブル
糸が角膜側から露出している場合には、常にチクチクする、瞬きで強く感じるなどの症状が有ります。結膜炎の場合に、充血・かゆみ・目やになどの症状が有ります。角膜びらんである場合には、開眼時に強い痛み、涙が止まらないなどの症状が有ります。

二重埋没法後のゴロゴロ感の治療方針
二重埋没法後のゴロゴロ感は、一過性のことが多く、過度に心配する必要は有りません。1〜2週間で改善するのが一般的です。しかし、症状が強く、目が開けられない、痛みが持続し悪化する場合は専門医の診察が必要です。診察を受ける際には、術後何日目ですか?片目だけですか?両目ともですか?痛みや充血は有りますか?などの症状をお聞きしています。教えていただければ、より具体的な原因や対処法をお伝えできます。

二重埋没法後のゴロゴロ感を取る手術のデメリットやリスク(稀なものを含む)
- 内出血を起こすことが有ります。
- 左右差を認めることが有ります。
- 傷が目立つことが有ります。
- 腫れが続くことが有ります。
二重埋没法後のゴロゴロ感ビフォーアフター症例写真


症例経過
10年前に他院で二重埋没法を行った症例です。まぶたの裏のゴロゴロ感が続くので、修正したいと希望し、仙台中央クリニックに御来院頂きました。診察したところ、埋没法の糸が飛び出して角膜を刺激しており、それがゴロゴロ感の原因と考えられました。初回の埋没法から長期間経過しており、切開が必要と考えられましたが、ダウンタイムが取れないので、腫れない二重切開法により、埋没法の糸をすべて除去して、パッチリ目を作製しました。ゴロゴロ感はなくなり、印象の良い目になりました。
症例解説
二重埋没法後のゴロゴロ感が長期に続く場合は、埋没の糸の抜糸が必要になります。長期間経過をしている場合には、小切開では無理なことが有るので、二重切開法を要します。以前はかなり腫れましたが、近年では腫れない切開法が開発され、術直後でもほとんど腫れないで治療を終えることが出来る様になりました。埋没糸を抜糸することが出来ればゴロゴロ感や違和感、痛みが無くなります。希望によっては、目の開き具合を調整して、パッチリ目にすることも可能です。埋没法後のゴロゴロ感の修正手術は、細菌感染のリスクが有ります。